パリ13区(Bd. Arago)のブロカント | 2024/02

ちょうど1年ぶりの、メトロ7番線Les Gobelins駅そばの大通り沿いでのブロカント。

「黄色いトラックのG(友人Lが命名。Gという名前のディーラーがいっぱいいるから)」のスタンドは商品レイアウトが芸術的で、つい見入ってしまう。

そこで、なんとも愛らしいおもちゃの家具を発見。

おそるおそる取手を引くと、驚くほどスルスルと引き出しが滑り出た。

正面には、寄せ木細工で描かれた富士山らしき山のある湖畔の風景。側面には菊のような、天面には宝相華のような花の姿がある。

そこそこ裕福な日本人の子供のままごととして、職人がこしらえたものかと最初は思った。が、帰宅してじっくり眺め、底面を見ると接着剤の痕がある。ああ、これは観光土産としてまあまあ大量に作られた品物だったのだろう、と確信した。時期はGの言っていたように、1960-70年代あたりだ。

フランス人が日本に出張に行った際に、子供へのお土産に買い求めたのだろうか。軽いし壊れないし、いかにも日本らしいデザインの土産物である。

水拭きを何度か繰り返して、だいぶ綺麗になった。
ミニ缶バッジやブローチを入れるのにちょうどいいので、今はそのように使っている。


Gに別れを告げしばらく進む。

あるスタンドのごちゃっとした卓上に見覚えのある皿があり、しかもお値段が安めだ。

Sarreguemines窯の花形リム皿。1920年代から1940年代あたりのもの。

2 Comments

良いものとの出会いは、新しい気づきがあって、楽しいですね。子供用だったとしても、手も込んでいるし、デザインや色使いもモダンで、どことなく西洋人の好みも取り入れているような、少し不思議で、愛おしさを感じる香りがする。汚れてはいても、良い状態で保管されていたのでしょうね。金具が可愛い。

そうそう、金具がかわいいのです!素材が桐っぽい(けどオモチャだし桐なわけないか、と思いつつ)何かの木で、いかにも真面目に作ってあって、眺めていると良い気分になる。

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