1984年の黄色いBREAKなコットンドレス

ファッションウィーク中の恒例である、友人たちの合同ポップアップストアを初日に見にいった。

いつもと同じ場所なのだが、出展人数が明らかに多くて吊り什器が140%増しにパンパン。まあまあ見づらい。最近パリの会場レンタル料の高騰が激しいから、新しく参加者を募ったのかなと察する。

いつものように入り口近くから見始めて、最後までたどり着くのにめっちゃ時間がかかった。

何も買わずに帰る前に、最後にもう1回あれを見ておこう、とAのラックのワンピースをもう1度眺める。

そこへススっとAが現れて、「それ絶対買うだろうと思ったのに!じゃなきゃ後で来るスタイリストの友だちが買っちゃうと思う〜!」と。膝丈のワンピースは苦手なんだよと私が言うと、「それけっこう長いよ、着てみなよ」との返事。では着てみるか、試着コーナーはやけに混んでいるので、着衣のままかぶって丈を見ることに。

ほんとだ、私の好きなミモレ丈だ。心配なのは長さだけだったので、あとはお値段を訊くのみ。友人価格にしてくれるというし現金で払った方が喜ぶだろうと思い、駅まで往復20分、現金を下ろしに行った(最寄りの銀行は工事中)。

スタッズとDカン乱用のデザイン、コウモリ気味の袖の捲り上げ、青み寄りのイエロー。もう好きな要素しかない。

あえて外づけポケットを裏返して撮影した(たぶん着る時も裏返す。無しで着てもいいかな)のだが、表はこんな感じ。

ステンシル書体に手紙の消印モチーフ!!BREAK ! 全身がむず痒くなるほどの正しい1980年代テイスト… というか、1984年ね、消印にそう書いてあるし。

これ、もしかして後染めかもしれないので、洗濯には気をつけるぞ。
同じ色味のジャケットで痛い目に遭ったことがあるからね…

追記(4/20):
洗濯での色落ちは割と激しかった。あと、袖の折り上げが前の持ち主により縫われて固定されていることに気づいたので、外して元の姿にした。でないと袖が全然乾かない。