パリ10区(rue Beaurepaire)のブロカント | 2022/10

すぐ近くのRené-Boulanger通りには9月に来ているのだが、ふたたび10区へ。

この道沿いでのブロカントは初めてだ。レピュブリック駅からサン=マルタン運河方向に少し歩いたところで、アニエス・ベーの事務所の近く。いまにも雨が降り出しそうなので、急ぎ足で見る。

軍ものディーラーTは、腰を傷めたと言ってたいそうツラそうに座っていた。

仕入れたばかりというカーレーサーの青いジャンプスーツが素晴らしくて、小さいだろうと思いつつもトラックの荷台で試着させてもらった。着ないと後悔するから着る。

なんとか両肩は入るのだが、身を2つに折れない。直立不動でいなければならない。

身長155cmくらいの人なら着られると思う… カーレーサーとかジョッキーってほんとうに小柄なのだね。

結局、前にも買ったことがある(が、人に売ってしまった)オーストリアのワークコートを購入。

この青緑、ほんといい色だ。

オーストリアワークコート

道を折り返している時に、往路では特に気に留めなかったスタンドの衣類ラックを見る。

…この好みど真ん中の人工芝カラーはもしやっ!!!と手に取れば、YSL variationレーベルのシルク地トップではないか!

1990s YSL variationシルク楊柳トップ
(色味は今回撮影分の方が実物に忠実)

すこーし生地の表面が荒れぎみの部分があるものの(ペンダントトップが擦れたんだろう)、上質なシルクの手触りはさすが。こんな些細なキズだけを理由に私が見過ごすわけもなく、買う。

袖が詰められていたのを丁寧にほどき、もとの姿に戻した。

すでに持っていた緑の服を2点、それぞれリピート買いしたという不思議な日。