3ヶ月ぶりくらいだった、9区のブロカント。そうだそうだ、前回はステキな万年カレンダーを買ったんだった。
いつもの道順でメトロAnvers駅のそばから見始めた。オルレアンから来るEのスタンドを経由して、軍ものディーラーTのスタンドに寄る。
おそらくフランス軍のものではない、でもどこの国のものか不明なパンツを買った。

かなり黄味の強いオリーブグリーンの、モールスキン様の生地で仕立てられている。前にポケットがあって、おそらく女性用。1970年代の品物らしい。

アメリカでもイギリスでもない、どこの国の制服だろう。このコルビュジェのモジュール人体図みたいな絵の描かれたタグ、どっかで見たことある気がするんだよね…
次に向かったのは紙ものディーラーDのスタンド。挨拶もそこそこに「今日は忘れずに持ってきたよ!」とDが言うのでなんだろうと思ったら、クータンス村の帳簿だった。以前に5区で買った「260年前のお触れ書き」の村、Coutancesのもの。Dから存在は聞いていて(何度も持ってくるのを忘れたと言っていたし)、三度目の正直のタイミングでお目にかかれた。

1847年発行なので、例のお触れ書きから82年後の書類である。フランス革命もとうに終わっている。





思ったよりもページ数が多い。中にはさらに20年ほど昔の書類も挟まっている。

綴じ方も興味深い。

Coutancesという町に興味が湧いてきたので、いつか訪ねてみようと思う。
最後に会ったのは、ヴィンテージ服ディーラーのJ。まさかここに出店しているとは思わず、びっくりした。


Jのところでは1980年代のベージュのパンツを購入。裾直しが雑だったので解いてやり直した。両脇に大きなポケットがついていて、布も贅沢に使ってあって素晴らしい。