「メトロVoltaire駅周辺のブロカントってことは、VoltaireからCharonneまで続くいつものだね」、と思い込んでVoltaire駅で下車したら、なにもない。視界の遠くに白いテントが見えた気がするのでCharonne方面へ向かうと、だいぶ歩いたところでやっとブロカントに着いた。ほぼRue des Boulets駅やん、2駅も歩いたことになる。
このまえ来たのは半年くらい前だったと思うのだが、ブログに書かなかったということは、なにも買っていないということだ。
最初に会ったのは、たまに買い物をしている「黄色いトラック」のG。
ものすごく小さなものを買った。

高さ平均2,5cmくらいの、1960年代あたりのチェスの駒4つ。




ギリシャ神話モチーフの駒とは珍しいなと思ったのだけれど、どうやらギリシャ土産として当時人気のあった品物で、今でも売られているようだ。これくらい小さいと、旅行に持っていくのに便利だね。残念ながら今のところチェスの嗜みはないので、壁掛けの額の上辺にポツンと置いたりして愛でようと思う。
次に訪れたのは、陽気な音楽の流れるCとFのスタンド。ここで良いジャケットを見つけて試着までしたものの、値段を聞いて怯む。「とりあえず他のスタンドも見て、気が向いたらまた戻るね!」と言い残し、先へ。
ブロカントの端まで行き着いて、やっぱりあのジャケット良かったよな… と思い、まあまあ足早で戻ったのだった。もう1回(念のためにね)試着させてもらい、やっぱこれは必要でしょー!と決心。久しぶりにブロカントらしいアクション(現金で払うので、と言って値下げ交渉)をした。

ジャケット持ちすぎなので買うのは控えようと心している… でも冬用の黒のジャケット(スモーキングじゃないやつ)は実は持っていないし、と言い訳。

最高級のウーステッド生地で、手触りは以前買ったワンピースと同じく素晴らしい。
いやー、いいジャケットだわ。秋になったらこれを着られると思うと、今から待ち遠しい。