JOYEUX NOEL | 2022

今年のクリスマス夕食会は4人だった。招待客は魚介類の食べられないTと、いつもおしゃれして来てくれるN。

準備中なのでテーブルの中央が空いている。食器はおなじみクリスマス専用のGien(19世紀後半の)で、今回は初めて紙ナプキンを買ってみた。カトラリーレストはフランス海軍の将校用。

ピカールで見つけてあったおつまみ(Créil et Montereauの小さなパレットに載せたやつ)が、なかなか良かった。フォアグラとマンダリンオレンジのジュレとタルト生地の組み合わせで、2022年の限定品。

四角い金塊みたいなのはフォアグラ(もちろんFoie gras entier du canard)。今年はなぜか最寄りスーパーでのフォアグラの特設販売開始が遅くて、私が買おうとしていた時期にはあまり選択肢がなく。おいしいから良いけど。

魚介類が食べられないTは、一番高い茹でエビを買って持って来てくれた。このエビおいしいんだよね。おしゃれなNは、我らが大好物のDeutzのシャンパーニュを。

ホタテ貝柱とフォアグラとコリアンダーのサモサ。もう15年以上作っているので、だいぶこなれてきたと思う。

メインの牛肉ローストは、1kgの塊を購入。

ボンマルシェの食品館で買い求める際に、必ず焼き時間を訊くことにしている。今回の返事は「まずオーブンを220℃に予熱。それを180℃設定に下げてすぐに庫内にお肉を入れて、15分から20分焼けばOK」だった。同じお肉を買っても担当の人によって毎年アドバイスがちがうんだけど、そこがおもしろい。

15分と20分の間をとって18分焼いた。いいねえ。押すタイプのタイマーだと押し忘れ事故があるので、Siriにタイマーを頼む。

つけ合わせはピカールのじゃがいもピュレを、トリュフ入り塩で味つけしたもの。

このあと、いつもよりも多めに用意したチーズ(写真は撮り忘れた)。Marie-Anne CantinのSaint-Nectaireとカマンベール、CantalのSalers、トリュフ入りブリーチーズの4種と、バゲットたくさん。

そして今年のビュッシュは、ピエール・エルメのMonceau(3-4人用)。

予約購入して指定した時間に取りに行くシステムなのだが、現地に着いたら結構な行列で驚いた。25分くらい並んだと思う、雨じゃなくて助かった。

まずシルバーのボックスが立派で美しくて、パーティーの雰囲気が盛り上がる。中央の黄色っぽいシートが外れるのを知らずに下の箱のままテーブルにドンと置いたけれど、むしろこの方がかっこいいのでは。

栗とパッションフルーツとナッツ。品のよい甘さで私は好きだ。夫は「もっとゴリゴリに栗っぽいのを期待してた」と言うが、モンブランじゃあるまいし… 余ったので翌日のおやつにも食べた。来年もエルメでいいかもな、受け取り場所にも電車一本で着くし。

けっきょく3人で(Tは運転もするし飲まない)シャンパーニュ2本とスパークリングワイン1本を空けた。