日本でのブロカント&ヴィンテージの買い物 | 2022

今回のポップアップストア開催が日本滞在期間の終わりのほうだったのもあり、買い物する気がまったく起きなかった(市場リサーチという名のウインドーショッピングはしたよ)。

無印良品や百均で雑貨を買い、ヨドバシカメラやビックカメラでこまごまとしたガジェットを買い… で、これぞというヴィンテージ衣類は1着のみの購入。

ジャーン、Levi’s 501の赤耳。

これフランスでは見つからない(※私の欲しいサイズが)ので、日本に行ったら買いたいものリストの筆頭。帰りの飛行機に乗る前の日に、大阪で購入した。

ボタン裏の刻印が524で、テキサス州エルパソ工場製。
内側のタグ裏(この画像↑のタグの裏側)に記載の数字から、1981年9月の製造だと読めた。ギリギリ最後の最後の66後期タイプってことでいいのかな。

紙パッチは完全に取れてしまっているけれど、その分ほかの品よりも少し安かったので良し。この3年でみるみる高騰したと店員さんが話しておられたが、2019年に買った501(パッチつき1982年製)の軽く2倍である。ひー

ずいぶんと脚長の人が履いていたようで(レングス38インチ)、私には明らかに長いのだが、折りあげて履くよ!どうしても切りたくなったら、古いミシンでチェーンステッチで裾上げしてくれる職人さんのところに持ち込もう。

脚のねじれたところが大好きなんだ、ねじれてないデニムはつまらない。

購入したお店の存在は今まで知らなかったのだけれど、店内に501が山積みされていて、ヴィンテージデニム好きには垂涎ものである。次回から必ず寄ることを誓い、グーグルマップにグリグリと印をつけた。


リネンのジャケット。これは買ったんじゃなくて、母親から譲り受けた。

パッと見はGeorges Rechっぽいデザインだね… と思って素材タグを探すと、Lapineではないか!日本のラピーヌ!

昔のロゴがこんなにかわいい意匠だったとは、知らなかった。

素材は上質で縫製は丁寧、こんな真面目でいい服が80年代にはたくさんあったのだ。

1980年代に母親が着ていたのは、うっすらと覚えている(気がする)。
日本滞在中には20℃なんていう暖かい日も少なくなかったので、さっそく着て出かけたりもした。

フランスに戻ってアイロンがけをしている時に、肩パッドを外した跡の糸くずに気づく。そうだ、この手のジャケットは肩パッドつきで売られていたんだよね。


ポップアップストアAchikochizの最終日にも買い物をした。

Danskのペーパーウェイトである。1970年代の品だったっけ?

イベント告知宣材用に画像を受け取った時は、握りこぶしくらいの大きな彫刻かと思っていた。実物はなんとも愛らしいサイズだったので、首が細めの2頭を選んだ。いまは玄関で指輪とイヤーカフ受けとして働いてくれている。

「なあ、ここんとこえらい寒いと思わん?」

「ほんま。シャレならへん寒さやわ」