6月最後の日曜日。商品の配達を兼ねて、パリ5区のブロカントに出店しているEに会いに行った。以前に同じブロカントに来たのは、1年近くも前だ。
納品もそこそこに、ラックに掛かった洋服を見せてもらう… と、見覚えのある布が!

1年ほど前に、14区のブロカントで買ったパンツと同じ布の模様違いだ(完全に乾く前にアイロンを掛けるべきであった、しわしわやん)。

後ろ身頃のデザインがカッコいい。

思ったとおり、Infinitifの品。これで4着目だ。
次の週末にさっそく、上下合わせて着て出かけた。
そこらじゅうに良い服が散りばめられた、魔窟のようなEのスタンドでさらにもう1着、すごいのを発見。

エレクトリックブルーの超ワイドサルエル!!布の分量が多くてアイロンが大変!


Agapiという初見のブランド。ネットで検索してもほとんど情報がない(そして無関係の子供服ブランドとかインド民族衣装の情報ばかり出る)けれど、1980年代のブラックウォッチのミニワンピースやツイードのブルゾンなどの古着の画像を見つけた。どれもなかなかセンスが良い。
1ヶ月後くらいに少し酷暑がマシになったタイミングで着て出かけた。
試着の時はギリギリにしろウエストが締まるからOKと思ったのだが、鏡の前で静止して息を止めているのと、呼吸しながら歩くのはまた別の話だった。
ほ ん と う に 息 が で き な い よ !
この翌日に改めてウエストサイズを平置き計測すると、あ、これは私のサイズよりだいぶ小さいやつやん、と遅ればせながら気づく。しかも、すでに前の持ち主が2cmほどボタンを外にずらしている形跡を発見。1980年代の女性、ウエストこんなに細かったんか。19世紀かいな。
ジッパーじゃなくて比翼ボタンだったのが幸いで、布を継ぎ足してボタン位置をずらすことに成功した。
次に、紙ものディーラーDのスタンドへ。

1902年のロンドンの地図を発掘。けっこう小さめで、ロンドンの古い地図は持っていないのでつい買ってしまった。

シャルル六世の時代の、パリの関門のイラスト。これはなんとなくかわいいから選んだ。

生地見本も2ページ選んだ。
「Modes & Techniques de Paris」という雑誌のNo.4、1968年春夏シルク特集号。1968年春夏(1967年1月発売)。1963年創業のこの出版社、なんと今でも同じ住所で存在している。雑誌はM&T2 Magazineという誌名に変わってはいるけれど。

というわけで、売り上げ以上にたっぷり買い物をして帰路に着いたのだった。Eと私の間で超ミクロな経済圏が回っている。