Vésinetとパリ4区(Village Saint-Paul)のブロカント | 2015/04

隔年で訪問、これで3度目になるLe Vésinetのブロカント

わりと早起きしてウキウキ出かけたのに、収穫はナイフ1本だけだった。
なんとなく見覚えのある(たぶん一昨年、彼らから何かを買ったと思う)、とても朗らかで仲の良さそうな年配夫婦のスタンドにて。

刃はすげ替えられているものの、柄の細工の意匠から察するに、1900-10年頃のものかと。

と、これを書きながら、うちにある似たデザインのナイフを改めて見に行ったら、すごいことに気づいた。これは、Saint-Cloudで買ったナイフ2本の柄と、全く同じデザインだ!

しかも今回手に入れたナイフは刻印も読める状態で、「12G」とある。これは、セット全体(この品の販売セット数は不明だけれど、最少単位は12本)のメッキで12gの銀が使用された、という意味だったはず。

収穫が1個では物足りないので、続けてパリ2区の証券取引所前のブロカントに行ってみたのだが、特に発見なし。


なんとなく意地になって、パリ4区のVillage Saint-Paulのブロカントまで移動。

ここでは、19世紀末の木製の半メートル定規を見つけた。

弓なりに反り返っているが、それもチャーミング。よく見ると、几帳面そうな筆跡の数字が、目盛りの横に並んでいる。
布売場で使われていた定規ではないか、と思っている。