鰹を丸ごと

写真の整理をしていたら、書こうと思ってまだ記事にしていなかった件を思い出した。

このブログに頻出の夢のお菓子屋に、私と一緒に通ってくれる友人Jさん。
公私ともにグルメ案件満載の彼女、生ハムの踵トリュフ入りブリーチーズなどのおいしい情報を、いつも私に教えてくれる。

夏のある日、「鰹のいいのを入手したから生り節を作ったよ、食べにこない?」というお誘いが。

食前に用意してくれた飲み物。夢のお菓子屋の記事を読んだ人は、ピンと来るかも。

あのスイカ氷を、こんな可愛らしい薔薇の形にして、自宅で再現してしまったJさん。溶けてしまうのが惜しい。

彼女は年季の入ったブロカント通でもあり、室内の家具も調理器具も食器も、古くて素敵な、センスのいいものばかり。特に、鋳物の鍋のコレクションは圧巻。
このグラスの下のレースのコースターも、ブロカントで発掘したはず。

生り節、上手だな!出汁醤油をつけていただきます。
器は、小石原ポタリーのもの。

ほぐした生り節、ゼラチン質がトロトロ。

カツオの唐揚げ。
手作りタルタルソースがこれまたおいしくて、レタスとタルタルソースだけで食べたり、終いにはスプーンでタルタルソースだけ食べたり。

Jさんと一緒ならば、デザートはLa pâtisserie des rêvesしかない!と思って買いに行ったら、夏期休暇中。ではこの機会に、近くのHugo & Victorを試そうかと移動したら、ここも閉まっている。

8月の7区は全滅なのかとしばらく考えた末、La Maison du Chocolatなら開いているはず。たどり着いたら大当たり、営業中だった。

左から、チョコレート、キャラメル、バニラのエクレア。

左の2つがおいしいのは有名。右のバニラは新商品かつ季節限定品。

Astier de Villateの大皿に盛り付けて、美しい姿をしばし眺めた後、まずはバニラのエクレアを食べてみる。エクレアって、ここまでエレガントなお菓子でしたっけ?2人で目を見開いたまま、無言で食べた。

2 Comments

はじめまして。ときどき遊びにきてパリのエスプリ感じています。
パリでカツオ、おいしそうですねー。
メゾンドショコラのエクレアにバニラがあるんですね。去年7月にパリに行ったときに食べなかったのを後悔です。
日本では食べれなかったエクレアが、去年の秋に銀座松屋でついに販売されました。松屋のメゾンドショコラ「待望のエクレアがついに日本へ!」うやうやしく紹介されてました。まだこちらでも食べてませんが、
バニラはさすがにないだろうなあ。

terreさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!
バニラのエクレア、日本でも食べられるようになるといいですね~。一緒に食べた友人は、「さすがGilles Marchal」と言っていたので誰だろうと検索してみたら、このジルさんがMaison du Chocolatのクリエイティブ・ディレクターなのですね、若いのにすごい経歴です。
また遊びにいらして下さい!

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