パリ13区(Av. d’Italie)のブロカント | 2022/02

4ヶ月ぶりの13区のブロカント。前に来た時にはピンクのニットを買ったんだった。

パリ13区(Av. d’Italie)のブロカント | 2021/10

ほぼ散歩しただけで何も買わずに帰りそうだったところ、無造作に重ねられた古い雑誌に目が留まる。

最愛の女優ジャンヌ・モローが表紙の号は、中身も見ずに購入を決めた。グレース・ケリーも好きなのでそれも。残りの2冊は中身に惹かれた。

以下、画像を右クリックで「新規タブで開く」と、大きな画像が見られます。

フランス版ELLE 1957/02/11号
ELLE n°581 (1957/02/11) キャロリーヌ王女とグレース妃
イラストがすごいブラジャーの広告。とにかくブラジャーの広告が多くて、当時のみなさんは胸についてそうとう悩んでいたもよう。
表紙と対照的な、貧困に苦しむシングルマザーをめぐる記事。
既成服の普及前は、こうやってみんな自分でデザインを直して長く着ていたのがわかる。
きれいな東洋人が…と思ったら岸恵子さん特集だった！
岸恵子特集のつづき
このタイプの洗濯槽、たまにブロカントで見かける。まだ全自動洗濯機はそこまで読者層に普及していなかったのだろう。
どんなに寒くてもお肌へっちゃら！とすごいポーズの女性。保湿クリームの広告が裏表紙。
ELLE n°798 (1961/04/07)
床のワックスがけマシンの広告
靴のソールの広告。猫かわいい。
アラン・ドロンとロミー・シュナイダー
ディオールのニュールックの流行が去り、ウエストをそんなに絞らず、生地の模様を生かした服の流行の始まり。
こういう服が欲しい
当時最新の掃除機の名はCadillac（車かいな）
ブラシ仲間ではあるけれど、縦割り広告で歯ブラシと箒が並んでいるのはシュールだ。
ミシンELNAの内部部品を供給していたのは日本のジャノメ社だったと、パリのジャノメ販売店の人に聞いた。
これはどちらかというとホテルとかの業務用掃除機の広告？
バターの代わりにマーガリン食べましょうの広告。ステーキの上にバターをこうやって載せて食べていたのか… バターでお肉を焼くけど、この食べ方はしたことなかった。
調理用デンプンの広告が裏表紙。右下の離乳食用うつわはたまにブロカントで見かけるデザイン。
ELLE n°865 (1962/07/20) ジャンヌ・モローが表紙
今でもある脱毛剤と剃刀メーカーVeetの旧ロゴ
ジャンヌ・モローが再婚しようとしているという特集記事
水着の上に着るシースルーの服かっこいいな。あと、文字のあしらいが斜めで凝っている。
これも水着&シースルー
斬新なレイアウト。写植切り貼りの時代にこの斜め文字組みをしたデザイナーのやる気がすごい。めっちゃ大変なはず。
Quickiesの缶をブロカントで見つけて買ったことがある。
純白を保てる画期的な洗剤（漂白剤入りと思う）の広告が裏表紙。
ELLE n°1094 (1966/12/08) モスクワのイコンが表紙
表紙は片観音折りで、裏側は広告。女性の顔が全部まったく同じでちょっと怖い。
1960年代の広告の人物、空を見がちで足を投げ出しがちだよね。
洗濯機。今のとそんなに形はちがわない。
動くと流血決定な未来派ミニドレス
胸の細部をベタ加工で消してあるところに時代を感じる。見えないように撮るか、下着つけて撮ればいいのに…
シャネルの香水の広告と、ジョニー・アリディ&シルヴィー・ヴァルタンの復縁記事。
香水のTPOを表で解説。横軸は服の素材とオケージョン、縦軸はなんと髪の色！
この銀のジャケット欲しいかっこいい
星占い。各星座のイラストが、大阪モード学園のCMの女性みたいで幼少時の恐怖が蘇るわ（怖すぎてめっちゃ避けてた）。
ペリエでサングリアを割るのいいな。グラスがタピオ・ヴィルカラなのがおしゃれ。
ラ・バガジュリーの旧ロゴ
とうとう出た、業務用小型食洗機！
フィリップス社のK7（K=カー、7=セット）。オーディオ製品の小型化の始まり。
サンローランの店舗オープンのお知らせ広告にはデザイナー本人が登場。
Cif（日本ではGifと名乗られる）ってこの頃からあったのね。
裏表紙はブルジョワの香水広告

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