ベルギー製のワークコート

最近よく通っている、日曜日にも店を開けてくれるめずらしいヴィンテージ服屋。

服の品ぞろえはもちろん、店内の壁の色やディスプレイ什器がセンス良くて、近くによれば必ずチェックしてしまう。

「このポールに掛かっている分はセール品です」と言うので端から順番に見ていたら、素敵なブルーグレーのコートがある。

1990年ごろベルギー製ワークコート

あれ、これワークウェアだ、こんな形のものは見たことがない。

おそらく事務方の作業着で、倉庫の在庫管理者なんかが着ていたのではないか、ということで店主R氏と意見が一致。

ウエストに長いベルトがついているので、危険な機械を扱う現場では使用禁止のデザイン。色も明るいし、機械油で汚れるような仕事用ではないのはたしかだ。

コットン67%とポリエステル33%の混紡で、めちゃくちゃ古くはない。とはいえベルギー生産と書かれているし、1980年代後半から1990年代くらいまでだと思っている。

このドラえもんみたいなブルーはいいなあ。アウターってどうしても暗い色が多いから、こういうのがあるとうれしい。クールな黄色とか、朱赤とかをぶつけたい気分だ。