パリ18区(Pl. des Abesses)のブロカント | 2019/06

去年も行った(が、ごく最近の古着2着しか買わなかったのでブログは書いていない)、モンマルトルのブロカント。

ティルダ・スウィントン似のすらっとした女性が、古着を並べる小さなスタンドがあった。そこで、赤いチュール地のフリル付きTシャツを見つけた。

全然古くない最近のものだと思うけれど、こういう感じのをまさに探していたので、見つかってうれしい。


軍物ディーラーTのところに、珍しくヒョウ柄のレインコートなんていう代物があって驚いた。スタンドで時々アシスタントとして働いている女性からの、委託出品だという。

そういえば彼女と私は好みが合うようで、お互いの着ているものを褒めあったり、似たようなものを買っていることが多い。

イタリア製のサイズ42(フランスの38)で、時代は1970年代あたりかな(仕入れた本人がいなかったので訊けず)… ほぼ未使用。

透明プラスチック製の比翼ボタンなのだが、ボタンホールが合わせの端ギリギリ2mmくらいのところについていて、ボタンを閉めると合わせから少し頭が出る(比翼仕立ての意味あるのか?)。欠陥品かと思ったけれど、製造品番まで入っているし、こういう仕様だったのかな。もしくは、仕入れたものの、みんなに欠陥品とみなされたので売れ残っていた、とか。

とにかく模様と質感が気に入って(さすがイタリア、センス良い)、似合うし即決した。雨の日が楽しみなのに、一滴も降る気配がない。


紙ものディーラーDのところでは、パリの地図を買った。

折りたたんで厚紙の表紙に収まるようになっている。しかし地図の背表紙にビールの広告コピーが入るってすごいな、なんだか新鮮。

表紙イラストの女性の服装は、まだアール・デコ風ではない。タイトル書体はアール・ヌーヴォー様式だ。

地図の発行者はCompagnie Générale des Omunibus(バスとトラムの運行会社)。

メトロの駅や路線の運行状況が載っていないので、時代を特定するのがいつもよりも少し難しい。
1920年のものだ、とDは言う。

凱旋門から西方面に延びる現Foch大通りが、まだBois de Boulogne大通りと呼ばれていたのは1928年まで。

5区のモスケ(赤い正円でマークしたところ)がまだないので、1926年よりも前(建設工事が始まったのは1922年)。

広告を出しているテーマパークMagic Cityがあったのは、1900年から1934年の間。

あ、この地図の発行元であるバス&トラム会社自体が、1921年には消えている。じゃあ1900年から1920年までの間だ。さらに、バスの路線リストを詳しく見ていく。

LouvreからVersailleまでを結ぶ最初の電力トラムが開通したのは1906年8月(それまでは馬力トラム)。

全てのトラムが電力方式になったのは1914年8月。

地図の裏面にあるイラストも電動式の車体だから、開通直後に発行された地図である線が濃厚。なので、1914年から1920年までの地図、ということだ。

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