パリ5区(rue Daubenton)のブロカント | 2019/05

この辺りのブロカントには何度も来ているのだけれど、今回はプロの出店ではなくて住民バザー。

バザーだし日用品しか出ないだろうと期待も薄く出かけたら、最初に入った道沿いで、良さげな衣類を売っている女性のスタンドを見つけた。

シャネルのカシミヤ製カーディガン。

見てのとおり型崩れしているし(たぶん素人が自宅で洗おうとしたんではないかと。赤の染料が色移りした薄い跡もあるし。形はこの後アイロンでできる限り補正した)、小さなシミも数カ所あり、フロントのボタンは欠けている。でも虫喰いや破れはない。

ブランド物のリサイクルショップが引き取ってくれない難あり品だから、こんな住民バザーに出てきたのだろうな。

肌触りは最高だし、ボタンは似た雰囲気の同じ大きさのを見つければいいしと、即決で買った。

スコットランド製とあるので、Barrie(1903年創立、2012年以後はCHANEL傘下)で作られたのではないか。

なんとなく2000年代のコレクションかな、と思ってアーカイヴ画像をチェックしたら、2010年リゾートコレクションに似たデザインのカーディガンがある。2008年プレフォールコレクションにもデザインが近いものがある(確実にBarrie製)けれど、こちらは色展開がちがいすぎる。

カシミヤのカーディガンというアイテム自体がおそらくプレコレクション用であり、色づかいは春夏マリンという感じなので、2010年あたりの品物ってことなのかな。誰か同じのを持っている人がいたら、時期を教えて欲しい。

このカーディガンで完全に予算を使い切ったので、この後はボタンだけを探した。


1900年ごろのボタン。カーディガンのボタン穴を通るかどうかは確かめてある。


結局この後、袖のボタンも4つ欠けていることに気づいたので、直径と色が同じシャネルのボタンをネットで探して6個買う。袖口ボタンをぜんぶつけ替えて、袖から外した2個のうち1個をフロントの一番上につけた。

染み抜きは注意深く限界までやってもまだ気になるので、いっそのことパンクに着てしまおうと、Macon&Lesquoyのハエのブローチを買ってみたり。

でも針で穴が開くのも困るなと思って迷っていたら、数年前に妹からもらった日本の妖怪和片「百鬼夜行」を見つけたので、それを2匹(1匹だと違和感あるから)縫い付けた。五徳怪と海坊主。