パリ19区(Pl. des Fêtes)のブロカント | 2019/01

マドレーヌ寺院裏のブロカントの後は、メトロに乗って19区へ。
この駅前広場に来るのは、2年ぶりである。

L(3人いるディーラーLの中の、最も恰幅が良いお茶目な男性)に会えるかなと思ったのだけれど、いなかった。もうずいぶん長いこと会っていない、元気にしているといいな。

霧雨が降っていて、じんじん冷える。ここはほぼ住民バザーみたいな感じで、場所代を払わずに地べたにガラクタを並べたゲリラ出店者も多い。数少ないプロとセミプロのスタンドも、わりとごちゃごちゃに品出しをするので、カオス。

若い女性が出していた屋根つきのスタンドに、バスクのナプキンを見つけた。
ばら売りしてくれるとのことで、1枚1枚広げてみて、状態の良いものだけを5枚買う。

1920年から1930年代の品。この織り方でトリコロール配色のものは、まだ持っていなかった。


しばらく歩いて、すでに店じまいを始めていた男性たちのスタンドの、これまた混沌としたテーブルの上に、見覚えのあるものを発見。

19世紀の女性用のコイン入れだ。2個あったうちの1個が、ほぼ新品だったので買う。

今までにも何度か出会っているのだけれど、ボロボロな上にかなり高価なので、見送ってきた。

中央に空いた口からコインを入れて両端に送り、リングでコインがずれないように留めるシステム。

リングは本来2個あるべきところ、カオスなテーブルからはこの1個しか見つけられず(最初は本体の袋だけを見つけ、近くにあったリングがフリンジと同じ質感の金属だったので、これだ!と思ってとっさに合わせた)… 2個目のリングは、似たようなのをいつかどこかで調達しようと思う。