8月半ばの南フランス滞在中に撮った写真。
午前中からバリバリに暑いので、村の中心部を歩いていても、住人に出会うことがほとんどない(みんな屋内か、庭の日陰にじっとしている)。
汗だくになりながらカメラを構えているのは、物好きな観光客だけである。
Tour Anglica(アングリカ塔)。
教皇ウルバヌス5世(Urbain V)の弟、Anglic de Grimoardにより14世紀に建てられた、アヴィニヨン教皇庁の要塞の役割を持つ塔の1つ。
すでに何度も来て撮影しているのに、実物を前にすると撮らずにいられない。
骨太で力強い中世の建造物は、強烈な夏の陽光に照らされて真っ黒な影をまとった姿が、最高に美しいな。
同じフランス国内でも700km近く移動すると、植物の様子がずいぶんちがう。
名前がわからないけれど、なんとなく好きだった野の草花。
義父宅の庭にもオリーブの木が繁っていて、読書にちょうど良い感じの木陰ができていた。