半年ぶりの13区イタリー大通りのブロカント。
高級磁器やグラスを商う女性のスタンド。
雑に置かれた小さな箱の中に、見覚えのある色彩が。よく見るとViandoxのカップだ。
閉店したカフェから引き取ったものの、自分の店で扱う食器とはジャンルがちがいすぎて、どう売っていいか悩んでいる風だった。
有名な黄色いタイプよりさらに古い、白地に青文字デザインのカップは1つも持っていなかった。
傷もなく完璧な姿の、1930年代の品。
カフェの勘定皿も久々に見つけたので、状態の良いものを2枚選ぶ。
別のスタンドで、アルミの小さな両手鍋も買う。いくつも持っているのにまた買ってしまった。