Troyesへ日帰り旅 その4(終)

中央屋内市場前から1番バスに乗って、トロワ名物のアウトレットモールへ。
車内は37度くらいあったんじゃなかろうか、乗客全員ゾンビ状態。車中の15分が、永遠のごとく長い。

到着して真っ先に、バス停すぐ横のカフェで炭酸水を一気飲みした。
その後、目的のアウトレットモールMcArthur Glenを探す… が、意外と遠い!

延々と歩いてたどり着き、冷房が効いている店舗に… は、ありつけなかった、どの店も暑い。高級ブランド店だけが冷房ありだった。

試着しまくって、Petit Bateauには長くいた。
60ユーロ以上の購入で10ユーロ値引きされるというので、張り切って計算して60ユーロギリギリの買い物におさえようとして、さらに頭が熱くなる。

プチバトーを出てしばらく歩くと、アイスクリームのAmorinoの屋台を見つけてしまい、パラソルの下で休憩。休憩ばっかりしている。

モールが広大すぎて、最後の方は店舗の看板を見ながら通り過ぎるだけ。
これでは遠路はるばる何しに来たのか、よくわからない。

市内に戻るバスの時刻が迫り、再び熱波の中を延々歩いてバス停へ。そして帰りのバスもやはり暑い。西日でさらにヒートアップ。

レ・アール停留所に到着。
パス・トロワの「シャンパーニュ試飲券」を使って喉を潤そう!と、チケットに書かれた市場内の店を目指す。

市場勤務の人に場所を訊くと、「あそこだけど… あ、今日閉まってるわ」って!観光局の人は「この店は夏休みも営業」ってはっきり言ったよ?「この店、普段から開いてんだか閉まってんだかよく分かんないんだよね」だって。ガーーーン…

こうなったら意地でも、試飲券でシャンパーニュを飲みたくなるというもの。
パス・トロワに書かれた残りもう1店を目指して、移動。

(眼鏡屋の看板。動物の瞳が並んだデザインが面白いしオシャレだ)

途中、「猫の道」沿いの食材店で、土産にシャンパーニュを1本買って拍車がかかり、喉から手が出るほどシャンパーニュ試飲を待ち望む私の目に、デジャ・ヴュな店名の看板。

「はて?」と思いパス・トロワを確認すれば、いま見えた「休暇閉店中の、酒屋兼バーのような洒落た店」が、目指していた試飲場所だった。なんてこった!夏休みにトロワに来ると、試飲券は全然使えないってこと?!

まあここはフランス、腹も立たない。2秒で立ち直り、すぐ側のカフェのテラスへ向かう… こうなったら、意地でも自腹でもシャンパーニュを飲むんだー!

値段も確かめず、「シャンパーニュ2杯下さい」とオーダー。
とうとうシャンパーニュ地方でシャンパーニュを飲む!お値段いくらだろう、ドキドキ… と思ったら、一杯4,5ユーロだった。パリではカプチーノがその値段だ、やっぱり産地だと安いな。

30分ほどゆっくりして、帰りの電車に間に合うように駅へ向かう。

19:11発のパリ行き最終列車で帰路に。
ホームの電光掲示板を見て、自分たちの車両(帰路だけ1等車、往路より安いのに)の位置ズバリで電車を待っていたのに、全くちがう車両編成だったので走る走る… これぞフランス、サスペンスだらけ。

だから普段から運動して体を鍛えて、度々起こる「イザという時」に走れるようにしておくべきなのだ。やれやれ。

やや冷房が効き過ぎながらも、1等車は快適。5時起きで終日歩きっ放しだったので、帰りは2人してウトウト…

初トロワ旅行で気づいたことメモ :
公衆トイレ(だいたい0,3ユーロ)があちこちにあって清潔。たいてい時間通りに物事が進む(パリと比較して)。店舗や美術館や教会は、12時から14時の間は閉まる(=昼休憩が2時間)。