Troyesへ日帰り旅 その3

博物館を出て、昼食にはまだ早いので、教会を見学することに。
途中の道で見かけたレストランが良さげだったので、ランチの店はここに決定。半時間後に迫った食事を楽しみにしつつ、50mほど離れたSainte-Madeleine教会へ。

ステンドグラスは、15世紀終わりから16世紀初頭のもの。

特に気に入ったのは、この窓。他の作品が全て細かくコマ割りなのに、これだけがコマを無視した大胆な構図。「ジャックと豆の木」を思わせるような、のびのびとした絵だな。

ステンドグラスの他にも凝ったレリーフなどがあり、見どころ満載。トロワで最も美しい教会、という評判にも納得する。

涼しい教会を楽しんだ後は、先ほど見つけたレストラン、La Mignardiseへ。
12時ちょうどの1番乗りで入店した時には、サービス係がテラスでまだ休憩中だった。

大きなパラソルのあるテラス席に通してもらい、黒板メニューと印刷メニューを真剣に眺める。

トロワ名物と言えば、臓物ソーセージAndouiette(アンドゥイエット)。どちらかと言えば冬に食べたい料理で、暑苦しいかなと迷いつつも、Andouillette 5A dorée sur une crème de Chaource(シャウルスチーズのクリームソース)が気になって、結局メインにこれ。Aさんは鶏のフリカッセを注文。

前菜、サーモンとホタテのテリーヌ。
50clカラフで4ユーロのロゼワインが進む。

アンドゥイエットの外側の皮はパリパリ香ばしく、中身はふっくら。
シャウルスチーズの塩味となめらかさをそのまま生かした、シンプルで力強い味のソースとの相性も抜群。

ランチは2品構成で18ユーロ。単品で取ると前菜が9,5ユーロから、メインは16,50ユーロからなので、ランチメニューが断然お得。ただし、アンドゥイエットはランチメニュー外なので、単品で頼むしかない。

満腹の上機嫌で、散策の続きへ出発。

中央市場のそばにあった、Saint-Rémy教会。
異教のシンボルのはずの五芒星をステンドグラスに見つけて思わず撮影。「ダヴィンチコード」を何度も読んだ事がバレてしまうな。

建築の原型は10世紀ごろまでさかのぼるという、トロワで最古の教会。
残念ながら、中には入れず。

また教会。トロワには10軒の教会&大聖堂がある。
ブルゴーニュ地方で見られるようなグラフィカルで色鮮やかな瓦が目を惹く、Saint-Nizier教会。ここも外観のみ鑑賞。

おそらく個人宅だと思われる、黄色い家。
傾き具合といい、厚い前髪のような屋根といい、色づかいといい、素晴らしくかわいい。抜けるような青空とのコントラストも忘れがたい。

Saint-Pierre大聖堂の内部。外気温35度の中を歩いてヘロヘロで、石造りのひんやりした空間が、なんと気持ちよかったことか。

ゴシック様式の大聖堂で、パリのノートルダム大聖堂にもよく似た造り。
おっと、そろそろバスが来る時刻、レ・アール広場に戻らなければ!