1年と少しご無沙汰だった、9区の坂道でのブロカント。
メトロ2番線のAnvers駅で降りて、よく来ているTrudaine大通りを西方面へ歩く。
坂道のてっぺんには軍ものディーラーTのスタンド。毎週のように会っているのであんまり会話のネタもない。そのあと、紙ものディーラーDが出店するのを知っていたので、両脇のスタンドを適当に見遣りつつ、坂道をずんずん下る。
Dのスタンドでしばらく喋ってから、さて帰ろうと来た道を上っていくと、あれ、あそこにいるのはオルレアンのEではないか!ここに出てるって知らなかった!
なんで下っている時には気づかなかったんだろうと不思議に思いながら、スタンドに入る。ここのブロカントでヴィンテージ服のスタンドは他にほぼないからか、すごく混んでいた。
表に出ていたラックの中に、儚い素敵なシャツを発見。

1980年代中盤の、Chantal Thomassの半袖シャツ。水面のような薄いシルクシフォン地に小さなドット柄で、私好みの小さな襟が行儀良く立っている。一見するとシンプルで控えめ、でも絶対的に上品、そしてちゃんと少々の色気を忘れないところが、パリジェンヌ好みでとてもいい。
ブランドタグも素材タグも全て外されているのは、前の持ち主が着用時にタグが透けるのを嫌ったからだとEから聞いた。私もその気持ちすごくわかる、大体のタグをすぐに外しちゃう。

買おうかどうしようか少し迷って何度か鏡の前をうろうろしていたら、若いパリジェンヌが微笑みながら「それすごく素敵ですよ」と言ってくれたので「よっしゃ!」と背中を押されて購入。
最近は酷暑が過ぎるのでなかなか着られないのだけれど、秋口あたりにはぜひ。