4ヶ月ぶりの11区、Saint-Ambroise駅周辺でのブロカント。
数日前から、普段よく使っているコーヒースプーンが1本だけ見つからない。最初は3本あったと思うのだが、いつからか2本になって、とうとう1本になってしまった。いったいどこに旅立ってしまったのか。何年も前にブロカントで見つけて以来、キッチンのカトラリー立ての主だったスプーンなのに。
ということで、なんとなくスプーンを探していた。ほどなく、雑多なスプーンがたくさん載ったテーブルの前に着く。最低セット単位の6本が揃わない品は、こうやってバラ売りされることが多いのだ。
2人で腰を据えて、同じデザインのもので複数そろうものがあるかを探る。毎朝のコーヒーに欠かせないスプーンなので、夫は真剣に吟味している。
そして、アール・デコなデザインの銀メッキのスプーンを3本買った(夫が)。

同じのを3本買った… と思うよね?

左の1本だけが少し違うということに、帰宅してから気づいた。
背面でヘッドとネックの繋がる部分の意匠が、左の1本だけ少し複雑な貝のような造形になっている。グリップの下端の角も少し丸みを帯びている。
メッキの状態や匙の縁のへこみを懸命にチェックしたくせに、こういうディティールは見逃してしまった。まあいいや。どうしてもうちに来たかったんだろう、このスプーンも。
いずれにしてもアール・デコのデザインで、銀メッキなので1930年代のものかなと見当。
夫は翌日からさっそく、うれしそうにこのスプーンを使って朝のコーヒーをかき混ぜている。