なんと、買い物をしたのが9年ぶり??そんなに経つのかと驚いた、9区のブロカント。メトロのChaussée d’Antin-La Fayette駅を地上に出れば、東方面へ白いテント屋根が連なるのが見える。
しばらく暖かい雨の日が続いていて、もうじき春だなと思っていたら、冬将軍が戻ってきた。突然めちゃくちゃ寒くてびっくりした。
大通りの北側から見始め、東の方へ向かって歩く。地域住民バザーとプロのブロカントの混成という案内だったのだけれど、圧倒的にバザーな雰囲気である。道幅は狭くて人の行き来は多いし、あんまりゆっくり立ち止まるようなスタンドはない。
東端まで辿り着いて横断歩道を渡り、南側の歩道沿いのスタンドを見ながら西に折り返していると、軍ものディーラーTのスタンドを発見。ここに出るって予告はなかったような(事前に知っていれば受注品のショッパーの納品も済ませられたのに)。
Tとの長い立ち話で芯から凍えて、さっさと駅に潜ろうと歩き始めたら、古着を売るAのスタンドに出くわす。目が合ったことだし、商品を見せてもらう。彼女もこの寒い中を1人で切り盛りして大変だろうな。
回転式釣り什器に掛かった服の中で、明るい色のトップが目を惹いた。ブラッドオレンジジュースのような、見つめていると寒さが和らぎそうな気がしてくる色だ。

しかも私の好物のコウモリ袖である。やや粗い編み目からインナーを少し透かして見せるのも良さげ。
タグは一切ない、が、1980年代の品物のはず。コットンかと思って買ったけれど、脱水直後にほぼ乾いていたし、軽量なので合成繊維だ。

よくよく目を凝らすと、細かいラメが織り込まれた糸で編まれているのがわかる。なかなか凝っている。