2年ぶりに買い物をしたらしい、17区のブロカント。
この日は先に11区のブロカントに行った。住宅地と商店街の狭間の路地裏で小さくひっそり開かれていて、丁寧に回ったのだけれどすぐに見終わってしまい、メトロで17区まで移動することに。
紙ものディーラーDしか出店しないと分かっていたので、駅から出てすぐに彼女のスタンドを探した。
どうやらハズレの立地のブロカントだったようで、あまりお客さんが来ないと悲しんでいる。ファッションウィーク真っ最中とはいえ、17区には用事もないし遠いし、出張者も寄り道しないよね、確かに。
でもそこで私は見つけてしまった、素晴らしいポスターを!

(白い枠線があるのがいいので、背景をグレーにした)
Mourlot印刷所のリトグラフ刷りポスターをまた買ったのである。1953年の春に開催された、André Minauxという画家の展覧会のものだ。
初めて知る名の画家なので調べてみると、女性の顔をモチーフにした作風で有名だったようだ。風景画や静物画は初期の作品で、むしろ珍しい(私の買ったこのポスターは、彼が29歳の時の発表作品)。
このポスターを少し遠くから見た時、なんというか「全体がとにかく好き!」と思った。

背景色もモチーフも色もいいのだが、この手書き文字よ!地と図と字の完璧な調和とは、このことだ。
さっそく額を注文して(特殊なサイズな上に、余白の白を見せたい希望もあり、見つけるのになかなか苦労した。さらに全体が微妙に歪んでいるので、額装するとその歪みがよくわかる)、今では仕事机の目の前の壁に飾っている。