黒いウーステッド地の超ワイドパンツ

前日にゴールドのglam rock shopperを買ってくれたディーラーEが、ピンク色のも欲しいというので、再び18区のブロカントへ。

この日は防寒対策優先の服装(分厚いムートンのジャケット)で、意気揚々と出かけた。

Eに会ったあとはついでに顔見知りのスタンドにあいさつをし、メトロでひと駅移動して10分ほど歩いて、友人たちが開催中のポップアップストアへ。

着いてすぐに、「Ordenerのブロカントから歩いて来た?」と18区在住のディーラーSに訊かれ、「えっ!もしや歩いて来られる距離?」と地図を確認すると、なんと目と鼻の先ではないか。なぜわざわざメトロをひと駅乗ってから10分も歩いて来たのか… 18区の土地勘が無さすぎてびっくりである。

気を取り直して端から順に店内を見ていくと、ディーラーSのラックに素敵なパンツが。

試着してみると、理想的なワイド加減だ。これくらいドカンとワイドなパンツが欲しかった!なんかちょっとマフィアっぽい太さの!

長さはぴったりで、裾上げの必要はなさそう。ウエストはギリギリなので、1ミリも肥えてはならぬし、着用の際には不意のクシャミにも気をつけなければ… でも素敵だから買うよ!

高級なウーステッドの梨地で仕立てられていて、Sによれば「1980年代のシャネルのスーツを真似たのだと思う、そろいの生地でジャケットもあったんだ。街の仕立屋が、顧客の注文に応えて作ったんだと思う」と。なるほど、ファッション雑誌の切り抜きを持ち込んで、オーダーしたのかもしれない。

アイロン掛けの際に、右後ろの裾近くに小さな穴を見つけたので修理した。こういう凹凸のある織り地だと、補修あともわかりにくくて助かる… なにしろ穴あきにも最初は気づかなかったくらいだし。

これ、この前に買ったYSLのジャケットの下に合わせるのに完璧ではないか。