3月上旬に行った軍ものディーラーTのポップアップストアで、思いがけず良いものを見つけた。
しかしもう5月だというのにまだ3月分を書いているとは、なんてこった（体が1つしかないので色々いそがしいのだ）。
ちょっと持ってきすぎでは… と思わず声が漏れたくらいの商品量。これでは掘り出し物を探す気力も蒸発してしまう。どうせ予算も考えていなかったし、何も買わずに帰るんだろうなと思っていたら、向かい側の壁に掛かったジャンプスーツが気になる。あれはもしや、小さいサイズでは？？
パイロットのツナギが好きでもう1枚くらい欲しいと思っていたのだが、いかんせん、サイズが大きいし長いのしか見かけない。欲しかったことすら忘れかけていたところに現れたよ。
試着してピッタリだったので、もうこれは買いなさいってことだ。
Commandement de l’Aviation Légère de l’Armée de Terre（ALAT 海外領土県派遣のフランス陸軍軽航空司令部）のヘリコプターのパイロットが着ていたもの。Kermelという耐熱性と難燃性と絶縁性を備えた生地で作られているのだけれど、何度か（回数は知らない）の洗濯でこの特性が弱まってしまうため、破れたりしていなくても回収・廃棄されているそうだ。安全性に問題のある制服では兵士を働かせられないもんね、なるほど。
そういうわけで、このたび見つけた1着も特に着古された形跡はない。とても良い状態だ。
おそらく1990-2000年代あたりのものかな… スタンプ類が全て消えてしまっていて手がかりがない。脇下のグリーンのメッシュ生地仕様は現行品ではない（今はアルミニウムのハトメ仕様）ので、なんとなく。
