パリ10区(rue René-Boulanger)のブロカント | 2021/09

約4ヶ月ぶりの10区のブロカント。

小規模ながらヴィンテージ服スタンドの多いブロカントである。全部をゆっくり見終えるころには、思った以上に時間が経っている。

友人Lのところで、前から気になっていたシルクのジャケットを買った。

1950年代シルクジャケット

ワンピースとセット売りだと思っていたのだけれど、ジャケットだけでも売ってくれるとの答え。もう気温が下がっていて、袖なしワンピースを着る機会はないと思う、と言うと同意してくれた。

1950年代に仕立てられたもので、プロの仕事だ。

袖のつけ根の下側に付いていたパッドは、洗濯したら中身のクッション材が消えて、ガワだけになってしまった。昔のパッド素材が劣化して粉々になり消滅する事象には慣れているので、やっぱりな、と思いながら外した。

この模様と色づかい、素晴らしいね。大好物の七分袖だし。

さてもう帰ろうかと思ったが、やっぱりあれを試着だけしてみたい。

この日のLのスタンドにはめずらしくイギリスの高級品が大集合で、バーバリーやアクアスキュータムが何着もあった。

バーバリーと並ぶとアクアスキュータムの高級さが際立って、バーバリーが少し気の毒に思えたものだ。

1980年代Aquascutumブルゾン

1980年代のAquascutumのジャケット。

羽織ったら最後、あまりのカッコよさに「これいくら?高いのはわかってるんだけど欲しくなっちゃった」と言ってしまう。

いかにも1980年代な切り替えのあしらい、機能的なたくさんのポケット。そして何より触ればわかる、いや、50m離れた場所からでもわかる、超高級ウールギャバルディン地!

裏地がないので、ライナーを下に着るようなデザインだったのかもしれない。これにサーキュラースカートとロングブーツなんかを合わせたら、絶対にカッコいい。

こういう上品な服を、わざとパンクに着るのもいいな。想像がふくらむ。