パリ2区(Passage des Panoramas)のブロカント | 2021/06

年に2回の開催を楽しみにしている2区のブロカント。
去年は全部まるまる中止だったので、2年ぶりの訪問だ。

このブロカントはどちらかというとバザー寄りな雰囲気ながら、出店しているのが引退したプロの業者だとか、そのストックやコレクションを引き継いだ家族、なんていうケースが多い。

ある年配女性のスタンドで、1930年代の素敵なブレスレットを試着。

1930年代ブレスレット

まだ完全には引退していないプロの骨董アクセサリー業者だそうで、知識も豊富だった。
サイズがちょっとギリギリで着脱がたいへんそうだなと躊躇していたら、ブレスレットをはめるときのコツを伝授される。

食品を冷凍保存するときに使うポリ袋を手にはめて、その上からブレスレットを滑らせるとあら不思議、スルッと入って、逆に外すのも簡単…!

なんで今まで気づかなかったのか、という単純さ。
指輪をはめるときは、指先を天に向けた状態だと楽なんですよ、とも。

考えてみたら当たり前なのだけれど、いいことを教えてもらった。会話も楽しかったし、連絡先の名刺をもらってきた。

この手のブレスレットは6本目のコレクションになるけれど、凝った彫り入りのものは初めてだ。


別の女性のスタンド(元プロ業者っぽい)では、1930-1940年代のゴールドのチェーンを購入。

1930-40年代ゴールドチェーン

彼女のチェーン類の趣味が抜群に良くて、3本の中からだいぶ迷って1本に決めた。アール・デコの平たいチェーンも良かったな…

19世紀のコーヒー・ビーン意匠のブレスレット(エルメスが出しているのは19世紀に流行したデザインの公式コピーらしい)も素敵だった、これは私にはサイズが小さすぎて買わず。