13区のPlace d’Italie駅から延びる大通り(高架下ではない、イタリー広場側)のブロカント。
高架下の方には8ヶ月前に来ているけれど、まったく同じ場所のブロカントに来たのは、ちょうど2年ぶりになる。
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プロの女性のスタンドで、18世紀のフランスの皿を見つけた。
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2日連続で18世紀の器に当たった、めずらしい週末(ここで偶然にも、前日に別の場所で買ったのとほぼ同じ絵付けの皿を見て、それが18世紀のデルフト焼きだということを知る)。
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焦げ茶色で描かれた、控えめだけれど品のいい、渋い表情だ。
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別のスタンドで見つけた、1937年のパリ万国博のプロモーション用の扇子。
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少し傷んでいたので買わずにいったんスタンドを去ったものの、やっぱり忘れられず、現金を下ろして戻って来た。
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1937年万国博といえば、カタログや会場見取り図や当時のパリの地図などが、すでに集まっている。自称1937年万博グッズコレクターとしては、見過ごすわけにはいかないのだ。
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裏面は若草色で、今はなきルーヴル百貨店の広告になっている。
旅行代理店、バー、レストラン、ティーサロン、ヘアサロン、全言語対応の通訳(全言語って、ハッタリじゃなくて本当だったらすごいな)、劇場が入り、最新のファッションがそろえられた魅惑の空間だったそうな。
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線画のイラストから、「当時は膝下丈タイトスカートに網タイツが流行っていたんだな」とか「バッグのイラストはエルメスのボリードに似ている。1923年のボリード発売から14年後にも、ファスナー付きの旅行バッグは相当な人気だったのだな」とか、「ショートカットがオシャレだったんだな」というようなことを、空想するのが楽しい。