パリ12区(rue de Reuilly)のブロカント | 2019/02

いつものReuilly大通りではなくて、細いReuilly通り沿いでのブロカント。初めて来た。

日用品の雑多に並ぶスタンドで、耐熱ガラスDuralex製のバターケースを見つける。

透明なので残量がすぐにわかるし、丈夫で見た目も良し。ずっと欲しかったのだが、なんとなく買いそびれていた。バターを使うたびに包み紙をはがすのが地味にストレスだったので、見つかってうれしい。


そこから少し離れたテーブル(たぶんバターケースを売ってくれた人と同じグループの人々のスタンド)では、アルミ製の長方形のトレイを発掘。
製氷皿の下側の受け皿だったかのようなサイズだ。

先に買ったバター容器がなぜかすっぽりはまり、家庭台所用品のモジュールを垣間みるようで楽しい。


ヴィンテージ服ディーラーLのスタンドには、なんとも素敵なペンシルスカートがあった。

ちょうど正面にスタンドを構えていた軍物ディーラーGのトラックの中で試着させてもらったら、ぴったりだったので購入する。

1950年代のシルク製で、水墨画のようにも見えるバラの模様が全面を埋め尽くす。

プロの仕立て屋の縫製というよりは、洋裁の得意な女性が自宅で作った感じがする。コンシールファスナーではない普通のファスナーを、上手に隠して縫いつけてあるのには感心だ。

裏地の外れかかっていたのを修理した時に、グリーンのしつけ糸が少し残っているのに気づいた。