パリ9区(Av. Trudaine)のブロカント | 2018/09

新年度はじめのブロカント。

1ヶ月ぶりに会う知人ディーラーたちは、みんな日焼けして上機嫌だった。

ヴィンテージ服のLのところで、ホルターネックのトップを見つけた。
1970年代のハンドメイド・ニット。
微妙にピンクがかったオフホワイトに、カーキ色の配色がシックだ。
裾を絞ったカーキ色のミリタリーパンツを合わせたい。

大きめの家具を売るスタンドで、四角いグラスを4個選んだ。
うちにあるのは、これで…11個になった。
しまった、あともう1個買っておけばよかった。
いつまでたってもキリが悪い。

グラスを包んでもらっている時に、何やら木製の、ゴロンとした道具があることに気づく。

くるみ割り器だ。

特徴ある彫り模様からサヴォワ地方の民芸品だろうと思ったら、ケラスのものだと言われた。
Queyrasとつづる。Savoieの南にあり、イタリアに国境を接する山岳地。

地図でQueyrasの位置を確かめようとズームアップしたら、自分自身でお気に入りのマークをつけたらしい地点がある。
なんでだ、行ったこともないのに… と、村の名前を見てハッとした。
8月にNYからフランスに来ていた親友が、南フランスのいとこの別荘に泊まったと言っていた、まさにその村だ。写真を見せてもらったらとても素敵なところだったので、いつか行ってみたいと思ってチェックしたんだった。なんという偶然。

山岳地に住む人たちは、雪に閉じ込められる長い冬の間、このような工芸品を作っていた。
時間をかければかけるだけよい(退屈がまぎれるから)という、贅沢な細工だ。
ゆっくり大事に作られたのが伝わってくる。

最後に、紙ものやティン缶の趣味が抜群に良い、Lのスタンドへ。
私は2ヶ月ぶりの再会、夫は半年くらい会っていなかったのではないか。

しばらく話しているうちに、「きっと好きだろうと思って取っておいた品があるんだけど、どこにしまったっけな…」と、何かを探し始めたL。なんだろうと思ったら、

印刷会社の紙見本帖だ!!!
こんなの大好きに決まっている、さすが私の趣味をよく知っている!

見た瞬間に、いくら高くても買うつもりでいた。


宝物がまた増えたよ。