8区の金ピカの橋の下でのブロカント。
テキスタイル専門の女性のスタンドで、CalaisとChantillyの黒いレースを何枚か見せてもらう。
悩んだ末に選んだ1枚は、1900年ごろのCalais産。
スタンドの主によれば頭に被るものなのだが、端同士を結べるように紐がついているのと、実際に巻きつけてみると頭囲よりもだいぶ大きい(横に長い)のが、不思議だ。
頭頂から顔の方へ垂らして前肩まで覆われるように着けたのか(中世の宗教画の女性のような)?それとも、肩からかけるショールとして使われたものだったのか?
このまま額装したいくらい、端正で美しい仕事だ。
少し色あせてセピア色なところも気に入っている(真っ黒な方が、アンティークレースとしての価値は高いらしいが)。