パリ14区(Av. du Général Leclerc)のブロカント | 2021/11

1年半ぶりの14区、Alésia駅からDenfert-Rochereau駅まで続く長いブロカント。

紙ものディーラーDのところで、植物画を1枚選んだ(他にもいいのがいっぱいあったのだがとりあえず1枚)。

1887年ブリュッセル発行の植物画集 Brunsvigia massaiana (Linden & Rodigas)

Dによれば1897年にフランスで発行された、Illustrations horticoles(植物イラスト集)の中の1ページ。
…だったのだが、よくよく調べたら、「ブリュッセルで1887年に発行」というのが正しいようだ。フランスじゃなかった。

「Brunswigia(?)Massaiana」と、カッコ付きのクエスチョンマークがあるのが可笑しい(正直だな)が、とりあえずBrunswigia-Massaianaで検索。

「ブルンスビギアは、ヒガンバナ科、ヒガンバナ亜科のアフリカの顕花植物の属です。タンザニアから南アフリカのケープ州まで、アフリカ南東部と南部に自生する約20種が含まれています。」
との解説を発見。ユリかと思ったら彼岸花の仲間か。

「なぜ遠いアフリカの植物画を?」とDに質問したら、当時の西ヨーロッパでは、遠い植民地のエキゾチックな植生をこうやって図鑑にするのが流行っていたらしい。

この植物画集、構図も描写も大胆で目を見張るようなものばかりで、予算があればあれもこれも買いたかった。