パリ19区(Av. de Laumière)のブロカント | 2016/07

10ヶ月前にも来ている、19区のブロカント。

知人Gのスタンドで、フランス海軍の綿製セーラー作業衣の上下を購入。
被りの上着もボタンフライ仕様のパンツも近年どんどん数が減っている中、小さ目サイズのデッドストックという素晴らしい状態で見つかった。

第二次世界大戦後のフランス海軍作業衣で、一番古いのは麻(ラミー)製のプルオーヴァー(1950年代)。

次に古いのが綿製のプルオーヴァー(1960年代後半から1970年代。

今回買った物は1975年にフランス西部の軍港ブレストの製造印つき)。

そして1980年代にはコットン製でファスナー前開きのタイプへと変化する。

今はポロシャツやフリースジャケットなど、より動きやすくて手入れの楽なアイテムが色々あるので、セーラー型の作業着は使われていない様子。

うっかり下に重ねたまま撮影してしまったために写っていないパンツは、右腿の外側に細長いポケットがついていて、1973年製。

海軍の制服縫製工場で使われていたという糸を、糸巻きごとオマケにもらった。
包みの破れた部分の補修も特にせず、このまま飾ってある。
糸をチラ見せしている姿が、なんだかユーモラスで気に入っている。