パリ3区(rue de Bretagne)のブロカント | 2026/05 その5

まだ続いていたよ、5月のパリ3区での大ブロカントの記録。2日目までにすでに4度通い、最終日の日曜日に再び参上!

この日は、冬に知り合ったばかりのKさんと一緒に行った。びっくりするくらい暑い予報だったので、午前中に駅前で待ち合わせをする。

回る道順は特に変えず、軍ものディーラーTのスタンドで少し長めに滞在してから、公園の手前で曲がって区役所前を目指す。ヴィンテージ服ディーラーSのスタンドに入ると、すでに誰かが試着中の様子。

その先着の女性が試着を終えたら鏡を使えるかなと思ってチラッと視線を動かすと、あれ、見たことある人物のような気がする。そして、お友達同士っていう感じでもない、親くらい年齢の離れた女性と、若くて背の高いしっかりした体格の女性が同伴している。

試着中の女性が同伴の女性の1人に話しかけようと口を開けた瞬間、誰だかわかった。あのチャーミングなすきっ歯は、ヴァネッサ・パラディだよ!!!!!!

思わずSに「あの今試着中の女性って、もしかしてもしかして、例の」と興奮気味に小声で訊くと、「そうだよ、でも静かにそっとしておいてあげてね!」と。やっぱりそうか、めっちゃ可憐で美しいわ。人の世に迷い込んだ妖精やわ。

1970年代あたりの大胆な模様の入ったロングドレスを試着中で、ステージで着る衣装をヴィンテージで探したりするんだなーと思った。そして、体格のいい方のお連れの方はおそらく、付き人だ。少し離れた場所から常に周囲に目を配っていた。

にわかに混んできたことだし、興奮冷めやらぬままSのスタンドを出て、1本裏側の道へ。
前日に素敵な版画を買ったんだよここで、とKさんに話しながらそのスタンドに行くと、DとDの叔母様の他にもう1人、男性がいる。

これまた見覚えある顔かもと思ったら、Dが「この人、昨日あなたが買った版画の作者のTony Souliéだよ!」と言う。アーティストについてネットで検索して、ギャラリーのウェブサイトやWikipediaで顔写真を見たせいで既視感があったのか。

興奮気味に「昨日ここで作品を1点買ったんですー」と伝えて、握手してもらった。ブロカント最終日だから、委託していた作品を引き取りに来ていたところらしい。

立て続けに2人の有名人に遭遇するとは、Kさんが華やかな対人運を連れてきてくれているとしか思えない。ありがたい。


さてここまで何の買い物もしていない私(めずらしい)。今日は手ぶらで帰るのかなと思っていたら、かわいいものを発見した。

ミシュラン家のビバンダムさん。

木製に塗装で、けっこう小さい。首と胴をつなげる木のパーツのサイズが微妙に合っていないようで、気を抜くとすぐにスポッと抜けてしまう。でもかわいい。

1970年代くらいにタイヤ販売店に配られた販促品の一部だと思うのだけれど、元は何だったんだろう。下に車があって、運転席に座っていたのかな。


いったんお昼を食べて休憩して、日本の骨董品なんかを売るポップアップストアを少し覗き、最後にメインストリートを西に向かう。ガラクタが並ぶテーブルの上に、ブレスレットがあるのに気づいた。

またブレスレット買うんかい。今回もう4本目?

でもこれベークライトだし、赤と白のコンビで繋ぎ目もクリアだし、買わない理由がない。1960年代あたりのものでしょう。