Fontenay-le-Fleuryでの収穫

日曜日のFontenay-le-Fleuryで見つけたもの。

かぎ針状のものは、女性用ブーツの極小ボタン留め具。
たしかに昔のブーツのボタンは直径約7-8ミリ、大人の手では留めるのが難しそうだ。旅行用の化粧ポーチに必ず入っていた道具だという。

売り主の女性は以前、このボタン留め具をコレクションしていたとのことで、6本ほどあった中から2本選んだ。左の、柄が樹脂でできた優雅なスタイルもいいけれど、右の方のシンプルさも素敵だ。

木製の糸巻きと、丸いピルケース(裏には0,15Frと古めかしい字の刻印がある)。

木製の小さな箱は、昔は書斎に必ずあったという、切手入れ。
確かに、マリアンヌの切手がちょうど入る大きさだ!

アルミ製の箱は、注射器のケース。

木製の細長いコップ状の物は、サイコロ入れ。
「丁か半か!」のときに使うもの。

と、ここまで全部、同じ女性から買ったもの。彼女の話は面白かった!

ジャム瓶。これはカメラのレンズがゆがんでいたわけではなくて、リアルにこういう造形である。1900年から1930年頃までの間、ジャム瓶が手作りだった時代の品。気泡もたくさん入っていて、なんとも愛嬌ある姿。

奥に重ねたのは、ガラス製のタストヴァン。

右奥、黄色いハンドルがついた器具は、チーズおろし器。
その手前の黒い箱は、BETISES DE CAMBRAIという、今でもある銘菓のティン缶。

イラストの描かれた紙製の箱には、アルミ製の卵スライス器が入っている。

中央奥の黒い大きな画鋲のようなものは何かと言うと、Clou de passageといって、昔は歩道と車道を隔てる標として使われていたもの。

こうやってさかさまにしてテーブルに置かれていた。
売り主の女性に「これ何だかわかります?」と訊かれ、「灰皿ですよね」と自信満々に即答してしまった。

しかし、こんなものをなぜ持っていたんだろう… 道から引っこ抜いたか、道路工事関係の人から未使用のものを譲り受けたか?

お皿や日用品が並べられているスタンドにぽつんと、異彩を放っていた。
私もこの先、誰かにこれを見せるたびに「なんでこんなものを持っているのだ」と思われるのだ…

3 Comments

毎回、楽しい戦利品がいっぱいですね!
ブロカントって意味すら知らなかったのですが、すごく楽しそう~
いつか行ってみたいです(^^)

ゆみはんさん
いつかパリにいらした時には、ぜひブロカントご一緒しましょう!

Comments are closed.