パリ3区(rue de Bretagne)のブロカント | 2024/05 その1

前回が異例の1月開催だったので、約4ヶ月ぶりの3区の大ブロカント。

1年間ずっと買えていないグラスを絶対に手に入れるぞと意気込んで、真っ先に目当てのスタンドへ早足で向かう。今回はいつもの場所にいた!

「1月にこの場所を探したけれど、出ていなかったですよね〜!」と訊くと、やはり出店はしていなかったとの答え。

グラスについては買うべきサイズをメモしてあるので、メジャーを出して高さと口径を計測し、選んだ… のだが、絞りきれずに2個買うことにした。6個がんばってそろえたのを1個うっかり割っちゃった、その1個を埋めるつもりだったのに。

1900年ごろの業務用グラス。脚の曲がったところがたまらなくかわいいな。


次は区役所の前の道へ。ポップアップストアで何度か会っている、アクセサリー専門のFのスタンドを見つけた。

透明でぐにゃぐにゃした形のブレスレットをずーーーっと探していたのだ、やった!紺色のも素敵だから買っちゃお!どっちも1980年代。透明の方は気に入りすぎて、毎日つけている。

このあとSのスタンドも見たけれど、喋っただけで何も買わず。


市役所前の道を端まで見たら、今度は左折する。

雑多にオブジェが並べられたテーブルに、面白いものがあった。

マッチ箱ほどの大きさで、蓋には気持ち良さげに眠る女性の浮き彫りが施されている。アール・デコ好きには、1930年代のものだとすぐにわかるスタイルの意匠。

Boules Quies(ブール・キエス)、いわゆる耳栓のケースだ。耳栓は入っていなかった、当時どんな素材のものを使っていたのだろうね。


片側の道沿いを全て見たら、道を渡って反対側へ。ヴィンテージ服ディーラーのJのスタンドがいつもの場所にあった。

シルクのパンツをたくさん店出ししていた中で、「これは!!!」と心を掴まれた1本を買うことにした。J本人の秘蔵品放出ということで、決して安くはなかったけれどこれは見過ごせない。1980年代の品物。

超ワイドでエレガント。ご覧の通りかなり透明度が高い。