パリ19区(Av. Secrétan)のブロカント | 2013/03

3月の最終土曜日に訪れた、パリ19区。

出店の連絡をくれた知人の顔を見るだけだし、と軽装備で出発したら、想像以上に大規模だった。おまけに雪が舞う零下の寒さ… 手袋を忘れて涙目。

また木箱を買ってしまった。

この留め具の形が好きなのだ。

蓋の裏の凸凹具合から想像するに、何か変わった形の道具を入れる箱だったよう。グレーの色味といい、すべてが好み。

手前の200gの錘は、初めて見るガラス製。

右側の蓋つきの透明ガラス製の小瓶には、Alcool de Menthe de RICQLESとある。ミントソーダで名を馳せた1838年創業のメーカー、Ricqlesのもの。気つけ薬、酔い止め薬として販売された、ミント・アルコールの瓶だ。

蓋つきで残っているのは珍しい。ちなみに薬局では今でも、リクレスはクラシックなパッケージのまま販売中。

緑色のボトルは、南フランスのToulouseで製造されていた炭酸飲料用。

ガラス表面を研磨したステンシル文字が、しまりがなくてよい。
下の方に大きな気泡があったりして、古いガラスはやっぱり素敵(内部の水滴は、洗ったばかりで乾いていないから)。

堂々たるボリュームのステープラー。

戦艦のような風格。針も残っていて、しっかり機能する。

Raymond Loewyが1975年にデザインした、Air Franceのコンコルド機内食用カトラリー。こんな物がポロッと地面に並べてあるのを見つけたりすると、雪の日にわざわざ出かけた甲斐もある。

寒暖計。肝心のガラス柱部分がないので気温は計れない。ケガしないように工夫された角のデザインの処理や、文字のかすれた感じがいい。

最近立て続けに見つかるクルミ割り。前週に見つけたものと同じデザインで、19世紀末頃の生まれ。

柄に控えめな彫り模様があるハサミは、おそらく裁縫用。切れ味は現役。

この3点は、スタンドを出していた知人が、私のためにと取っておいてくれた。私がツバメ好きだと覚えていてくれたのだな。

木箱は、デパートLe Bon Marchéで売られていた、待ち針のパッケージ。水平スライド式の内箱が欠けているのは残念だけれど、色鉛筆を立てておいたりするのも素敵だ。

小学校の教材用スタンプは、素朴な絵でなごむ。

壁に飾ると幸せを連れてくるツバメの、素焼きにペイントという珍しいタイプ。頭がツルっとしていて、かわいい。

4 Comments

お久しぶりです。
寒いなか、素敵なものたちに出会えて、お出掛けの甲斐がありましたね!
お風邪などお召しになりませんように。
つばめさん、めちゃくちゃかわいい。
全体の写真で、惹き付けられました。

ゆみはんさん
お久しぶりです!今はだいぶ暖かくなっているのですが、あの日は本当に寒かったです…
つばめ、かわいいですよね。頭部の絶妙なカーブがたまりません!

グリーンのボトル、文字のプリントの感じいいですね〜。
カトラリーもめっちゃいい♪
もちツバメさん〜!!!
暖かくなってきたらもぉ〜全開バリバリで動きまわれそうですね!

Le 1er Aout !さん
文字の入ったものに相変わらず弱いんですよね…
急に気温が上がって、今日なんてタンクトップの人もいましたよ〜!

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