パリ11区(Bd. Beaumarchais)のブロカント | 2012/09

9月22日土曜日に行った11区。

夫が見つけて教えてくれた、青いライン入りの深皿。

スタンドが混んでいて、価格を訊くのが面倒になったところで刻印を見るとGien、いかにも高価そう。接客を待つのをあきらめて歩き始めると、夫が「値段くらいは訊いといた方がいいんじゃない?」と言うので、やっぱり戻る。訊いてみたら、買える価格だった。1930年代製、まだ手描きで絵付けしていた時代の器。

結婚式や洗礼式の食事会メニューを大量に売るスタンドで、じっくり選んだもろもろ。

1919年1月19日、なんらかの25周年記念パーティーの食事のメニュー(写真左上、トリコロールの菱形マークのついたカード。1893年9月5日に起きた何かのイベントのお祝い… 銀婚式とか?)には、

ライン川の鱒、ロレーヌ地方のソース
野生の鹿の腿肉(料理法の部分が解読不可能)
栗のクリーム
肥育鶏のアルザス風
レタスのサラダ
バニラアイスクリーム
果物とデザート

ワイン
Meursault – Beaune des Hospices(と読める)
Château Latour 1870
Champagne (銘柄は解読不可能)

という品書き。チーズが見当たらないけれど、おそらくサラダと同時か直後に出されたのでは。そして、「バニラアイスクリーム」がデザートのカテゴリーから抜けて独立しているのが、なんとも不思議。特別扱いだ。

メニューカードに混じって売られていた、極小の封筒。
中に幾何学形パズルが入っていたことに、撮影するまで気づかず。

未使用の白いカードも数枚買った。「MENU」の書体が、それぞれに楽しい。

そして、ジャーン!ずっと欲しくて探し続けた、木製の踏み台を発見。
ボロすぎず新しすぎず、ガタツキも無くていねいな作り、とても気に入っている。

2 Comments

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

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