Fontenay-sous-Boisの散歩の続き

土曜日の散歩の続き。

壁のグラフィティの文字が、昔のLibération紙の見出し書体と似ている。

Gendarmerie Nationale(フランス国家憲兵隊)の建物。

「国家警察」とのちがいをいまだに理解していないので、この機会に勉強。
憲兵隊は陸海空に次ぐ第4の軍隊組織とされ(Gendarmeの語源はgens d’armesで、「武装した人々」から)、内務省と国防省の管轄。いっぽうで、警察は内務省のみの管轄。

人口1万人以上の大都市圏は警察が担当し、それ以外の町は憲兵隊の担当。
それで田舎に行くと、憲兵隊しか見ないのだな… ふむふむ。

ある建物の壁に曲がった縞模様が。なんと、各戸の暖炉から屋上へ伸びる煙突の軌跡だった!全くまっすぐじゃないところが、フランスらしい。特に右端のは、あとづけで無理やりに割り込んだみたいで、可笑しい。

外壁に残る昔の広告を見つけると妙にうれしい。

Dalayrac通りで良さげなパン屋を見つけ、夕食用にバゲットを買う。

両端がそれぞれ二股に分かれたSarmentine(サルマンティーヌ)というパンで、1,3ユーロ也。パリの有名店のバゲットでも1,1-1,2ユーロくらいなので、郊外にしては高い。

ゴマ粉が入っていて、バゲットよりも香ばしい。食べ出すと止まらない危険なおいしさで、2人で1本まるごと、あっという間に食べ終えてしまった。チャバッタを更に香ばしくした感じ。

調べてみると、フランス南西部地方の名物だとか。
ふた股に分かれた姿が、葡萄の木の若い枝(=sarment)に似ていることから、Sarmentineという名前になったんだそう。