パリ13区(Av. d’Italie)のブロカント | 2020/07

5ヶ月ぶりの13区のブロカント。

軍ものディーラーGが、週の半ばに電話をかけてきていた。
やや興奮気味に「1930年代のフランス軍の作業着で、木のボタンで、サイズは小さいからぴったりだと思う!」と。

私が持っていないタイプの服なのだろうけれど、どんなのか見当がつかない。土曜日のブロカントのスタンドで取っておいてくれると言うので、なるべく早く行くつもりだと伝えた。

土曜日。
ブロカントに行く前にゴミ出しをしたいと夫が言うので義母宅に寄ると、ゴミ出しの他にもやることがたくさんあった。

おまけにRERのA線が夏の工事に入った週末で、直通ではパリに入れない。これじゃ全く早めに着けない、ごめんねG。

焦りつつ、結局はいつもの時間帯に到着すると、Gが「あぶなかった、飾っていたら今朝、売れそうになって慌てて断った」と。
そこまでして取っておいてくれたとは、ありがたい。

1935年フランス軍植民地部隊の作業着Bourgeron

スタンプは解読不能なくらい薄いのだが、1935年モデルのフランス軍植民地部隊(おそらくアフリカ北部)の作業着。

サイズはぴったりだった、昔の男性は小柄だな。

真っ黒の惑星みたいなボタンがかわいい。後ろ身頃の錆びのシミは落とせなかったのだけれど、破れてはいないし、これも古い服の味というものだ。


たまに見かける大所帯の業者のスタンドで、バスク織りのふきんを発見。

1930年代ごろのバスク織りふきん

全く同じ模様、色合いのデッドストックを2枚選んだ(折り方を変えて撮った)。

作られたのはおそらく、1930年代あたりだろう。