なんだか最近よく出かける10区のBeaurepaire通り。1ヶ月ぶりで、今回の出店者はプロ業者のみ。
おそろしく暑い日が続いていた時期で、この日も例外なく酷暑気味だった。日向でうっかり立ち止まると命の危険を感じる。でもフランス人はわりと元気そうに太陽光を浴びながら喋り倒している。やはり丈夫なのかな、彼らは。
洋服を買うような気分にはならないし、特に欲しいようなものは何も見つからず。紙ものディーラーDのところで夫とDの長話が続きそうだったので、私は途中で隣のMのスタンドを見に行った。
MとDはいつも仲よく隣どうしで出店する。Mのスタンドには修理された古いランプがたくさん並んでいて、スチームパンクな雰囲気が漂う。
彼がときどき気まぐれに仕入れて売っている小さな雑貨類が好きで、この日も「何かないかな〜」と軽く期待していた。そしたら、あった!まったく小さくはないが。

子供用の傘かと思いきや、ご婦人用の日傘だった。1920-1930年代あたりの品物とは思えない、素晴らしい保存状態である。木製の留め輪も健在。

少し硬いのでコツがいるものの、開閉に問題は無し。軽さとしなやかさを是とした現代の傘の骨とは対極にある、ずっしりと重厚な様子が新鮮に思える。撮影中に骨が1本だけ布から外れているのに気づいて、このあと縫って直した。

古い台所ふきんのような布が張られている。
いやー、いいものを見せてもらった。が、さぞかしお値段が張るのだろうと覚悟しつつ、恐る恐る訊いてみると、なんと、私の脳内予算内であった。そんなの買うしかないじゃろ。
この日に持っていたフィンランド製のかごに挿した姿も、実に絵になる。