Fontainebleau城へ遠足 その1

先週の木曜日、友人Hさんとフォンテーヌブロー城まで日帰り小旅行。

朝10時にGare de Lyon駅で待ち合わせたのだが、出発ホール(Hall 1)がだだっ広く横長く、お互いの姿が見つからずに焦る。

最初に私が見た掲示板では、出発が8分前倒しに変更との注意書き。
されど、出発ホームが表示される気配はいっこうにない(通常は、出発の10分前にはホームが決まって表示される)。さらに焦る。

2人はまだ会えていない、電話で話しながらお互いを探している。
やっと出発ホーム決定と思うと、100mほども離れた最高に遠い場所だったので、猛ダッシュ。

やっとHさんと会えたものの、ホーム最寄りの切符刻印機が壊れていて使えない、また走って別の刻印機を探す。
結局、時刻表通りの10:19発だったR線に無事乗車。あの掲示板の8分前倒しはなんだったんだ…

Fontainebleau Avon駅までは片道8,55ユーロ、車中は40分ほど。駅に着くと、到着ホームを出て右前方にバスターミナル、2番乗り場から出る1番線のバスが、フォンテーヌブロー城方面行き(1番乗り場からは1番線バスの逆方面行きが出るので注意)。このバスでは、パリのメトロで使うのと同じ切符が使える。

15分ほどで、城の前のバス停に到着。
ほぼ全員が下車したので、皆の行く方に素直について行くと、小さな門の前に出る。

ちょうど道を挟んだ向かい側に小さな市立劇場があって、空いていた中庭のベンチ(炎天下!)で、Hさん特製のお弁当を食べた。後で知ったのだが、下車したバス停の向かい側に公園があり、そこで昼食を取る人が多いらしい… 次回はそのようにしよう。

そのまま絵ハガキになりそうな、窓ごしの風景。

10ユーロのチケットを買い、いざ城内へ。

絵皿の回廊にある、128枚全ての絵が違うらしい。
この手のきらびやかな飾り皿には興味がないのだが、皿をはめ込むのにぴったりの穴を壁に空けた、当時の職人の仕事には感動。

フランソワ1世の回廊。
通り道とは思えない豪奢さ、隙間というものを1ミリも許さない飾りっぷり。

フランソワ1世の紋章であるサラマンダーのレリーフと、イニシャルFがあちこちにちりばめられている。はるばるイタリアから引っ張ってきた才能ある芸術家に、この回廊の設計を任せたのだという。

Dianeの回廊の壁面には、ナポレオン1世の蔵書がずらり。

礼拝堂。

城内の消火器すべてに、特製の地味な色のカバーが。細かい気配りだな。