2026年6月の大相撲パリ公演

かれこれ1年4ヶ月ほど前、なんとなくつけていたテレビのチャンネルに力士が映ったので、「なぜに?」としばらく見ていると、なんと、大相撲の公演がパリに来るという。1995年にも公演があったというから、31年ぶりである。

これは!なんとしてもチケットを取らねばならぬ、なぜなら夫は大相撲が大好きなのだ。私も相撲は好きだけど、彼の方が詳しいので、場所中は毎日ニュースをチェックして「今日は○○○が勝ち」などと、親切に教えてくれる。ここは私がパリでの観戦チャンスをプレゼントしてあげようではないか。

さっそくAccord Arenaのアカウントを作り、チケット販売開始日のメールを待つこと数日。ある朝メールを受信し、時間ぴったりにチケット争奪戦に挑んだ。

で、残っている中で良さげな席を押さえ、土曜か日曜かの確定の段になってカレンダーを確認、「おや?」と手が止まる。なんで金曜日と土曜日?ふつうに考えれば土日の週末だよね?なんで?

動揺して、押さえた席をいったんリリース。そして気付いた、これ、4ヶ月後の公演じゃなくて、1年4ヶ月後の公演だ!!そんなに早くチケット買ったりしたことないからびっくりしたわ!

再びシート選びの画面に戻ると、さっき選んでいた席はすでに誰かのもの。そりゃそうだ、でもなるべく真ん中で見られる方が良かろうと、最後列のど真ん中2席をゲット。

そして待つこと16ヶ月、やっと行ってきた大相撲パリ公演。これ見るまでは無事に生きていようと必死であった。

性能の良いNikonの双眼鏡も買ってあったし、最後列でも臨場感あふれる観戦ができた。大スクリーンに映る映像もあるけど、どうしてもぺったりしているので、10倍の双眼鏡でライブで観察する方がいい。あと、後ろに人がいなくて壁なのが良かった。うっかり背後から飲み物をこぼされたりする憂いがないし、頻繁に足を組み替えたりされると心の平安が崩壊するところだった。

クーラーがガンガンに効いていて、最初からわりと寒かった。夫が持参したウインドブレーカーを奪うように借りて羽織る。外が暑いから油断した、あと、こういう大きな会場に来るのが久しぶりすぎる。

トイレ休憩が途中30分弱、でも男女ともトイレのキャパが来場者数に明らかにマッチしていない。男性トイレの行列と女性トイレの行列が途中で折れ重なりながら、20分ジグザグと並んでやっと入れた。

公演終了後は人混みの濁流に呑まれながら会場を出て、気付いたらリヨン駅の裏手まで歩いていた感じ。

思い切り楽しんで、夫はますます相撲好きになって帰宅したのだった。この先は何度となく、「あの時はお相撲見に行って楽しかったよね」という会話を繰り返すのだろう。