Limeil-Brévannesとパリ20区のブロカント

土曜日に3つもハシゴしたし、日曜日は休もうかな… とは思わず、朝からパリ東郊外の町Limeil-Brévannesへ出かける。
RERのA線で東の終点Boissy-Saint-Léger駅に着くころには、乗客は10名もいなかった。

駅前は、うら寂しい郊外のショッピングモール。店休日で降りているシャッターには落書きだらけ。こんな所でブロカントなんてやっているのかと不安になりつつ、地図を頼りに歩くこと15分強。
途中から車の往来が激しくなったのに気づき、歩道沿いにギッシリ駐車された県外ナンバーの車を見て安心したら、ブロカントに到着していた。

とりあえず端から順に見ようとするも、町中の道を縦横無尽にスタンドが覆いつくしていて、秩序だてて制覇するのが難しい。
途中で「これは300スタンドを超えているな」と思ったら、警備係の男性が電話で誰かと話す声が聞こえた。「今日はいくつ出てると思う、1096スタンドだよ!気合い入れて来な!」と。1096スタンド!歩いても歩いても見終わらないわけだ。

昼時にはさらに混雑を極め、普通に歩くのすら拷問。
道の真ん中を人混みに流されながらも遠目にスタンドを凝視、気になる物があれば近寄って見る、というのを延々と続ける。

かなり暑い日で、800スタンドくらい見た時点で帰ろうかと考えた。
「いや、私はきっと空腹なせいで気弱なのだ」と思い直し、町内会主催の軽食屋台にてシポラタのサンドイッチ(3ユーロ)を買う。
それを食べて元気ポイント回復、残り300スタンドも全部、制覇した!

用途不明の、脚つきの白い器。
売り主の男性は「でっかい半熟卵でも載せたらいいよ!」と言うが、口径8cmもある。
そして内側中央に小さな穴もある。

右奥は、ふちの薔薇模様が素敵な、Terre de Ferのデザート皿。

左手前のラヴィエ(オードヴル皿)は、「こっちの薔薇模様のデザート皿とセットだから。欠けてるけど、古いんだよ、骨董だよ!」と売り主の男性。
模様は微妙にちがうけれど、元の持ち主はセットで使っていたんだろう。離れがたい運命の2枚は、一緒に我が家へ。

白い筒型のCreil et Montereauのヨーグルト用の容器は、19世紀末から20世紀初頭あたりのもの。写真のこれともう1つ、少し欠けているものも購入。

小さなボトル。
胴の中央に線がひいてあって「1/2-BOUT.(Bouteilleの略)」とある、上からと下からの矢印つきで。
飲んだ分だけ払う形式(à la ficelle)のレストランで、ワインの消費量がわかるようにしてあるとか?などと想像してみるが、よくわからない。売り主の男性も、よくわからずにコレクションしていたらしい…

ずっと欲しかった水切りカゴ。これに洗ったサラダ菜を入れて、庭でブンブン振り回して、水気を切る。しかし、わが家に庭はない。

「何に使うん?」と夫に訊かれ、「タマネギとか入れてキッチンの床に転がしておこうかな」と、答えておいた。ジャガイモを入れるのやら、タマネギを入れるのやら、家のキッチンは今やカゴだらけである。

なかなか好みの形(壊れすぎず、新しすぎずの微妙な味わいが欲しい)で手頃な値段のものが見つからなかったので、やっと使命を果たしたような気分。