パリ15区(rue Saint-Charles)のブロカント | 2020/02

20区のブロカントの後、メトロで移動して15区へ。
3年ぶりだ、この通りのブロカントに来るのは。

親友Hさんにあらかじめ連絡してあったので、駅前で落ち合って一緒に回る。
ここに出店しているのは紙ものディーラーのDだけだとわかっていたので、彼女のスタンドへほぼ直行。

どこかで見たような気がする、赤い本がある。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

印刷デザインの業界誌「Caractère, le magazine de l’imprimerie」の1950年2月号である。この赤い本の存在は、ひと月前に買ったCrous-Vidalの本について調べていた時に知ったんだった。

表紙はCrous-Vidalのデザインで好きだけれど内容がわからないし、高かったので、その時は買わず。
それが、今日こんなところで見つかるとは!しかもだいぶ安くしてくれた。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

Crous-Vidalの特集ページ。フランスの地方名をデザインしたタイポグラフィーの中に、ペイ・バスクのBearn(ベアルン)があることに、いま気づいた。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.
Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

撮影の時、この印刷機のハンドル部分に顔認識ピントが来ていて面白かった。機関車トーマスっぽいな。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

印刷機と印刷工房の広告主が多い。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

書体の大御所、LINOTYPE社の広告も。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

当時の最新式印刷機の仕組みの図解特集。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

これは紙見本。全く変色もなく、鏡面はツヤツヤだ。

Caractère, le magazine de l’imprimerie, février 1950.

裏表紙は漆黒マット。