パリ15区(Bd. de Grenelle)のブロカント | 2019/10 その2

9区からメトロに乗り15区まで移動して、昨日も訪れた高架下のブロカントを再訪。

軍物ディーラーTのスタンドで、前から気になってはいたものの買うまでには至らなかった、フランス陸軍の女性用コートを試着する。似合うし、私のサイズはこれで最後の1点だというので、えいやっと買ってしまった。

カシミヤ混ウール製のコート。トープ色と言うよりも、グレージュといえばわかりやすいのか。控えめながら存在感抜群の暖色系グレーだ。

Tの店出し分のタグでは1999年から2012年までの製造年を確認した。13年くらいの間は作られていたモデルのようだ。コートの下に軍のスーツを着る前提のサイズ取りなので、34と書かれているけれど実際には38から40くらいの感じ。すでに着て外出してみたけれど、すごく暖かい。

追記(2021/03/08)
もと軍人のディーラーG(この人は文字どおりの生き字引で、プロディーラーのみんなが頼りにしている)が私の着ていたコートを見て、「フランス軍の、クレージュがデザインしたコートだ」と言うのでびっくりした。フランスのデザイナーって軍の制服デザインも手掛けているのか!異常にカッコいいコートだとは思っていたけれど、売ってくれたディーラーTも知らないはず。