パリ15区(Bd. de Grenelle)のブロカント | 2019/10 その1

なんと1年半も来ていなかったらしい、15区の高架下のブロカント。
金曜日の午後遅くに行ったら、ここには出ないだろうと思っていた友人たちが、そろって出店していた。

強風の吹きすさぶ日で、ヴィンテージ服ディーラーLのスタンドがなんども壊れそうになる。

「手袋をたくさん仕入れたんだ、見て!」と箱にいっぱいの革手袋を出してくれた。
1組だけ珍しく私のサイズがあったので、それだけ買って帰ろうかと思ったところで、「そういえば今日仕入れたばかりのでいいのがあったんだ!」と、店出し前のスカートをLが袋から出して見せてくれた。

1950sスカート

ひと目で生地に惚れ込んでしまった、素晴らしいな、このプリーツ。
ウエスト部分に細い待ち針が30本ほど刺さったままで、仕立て途中の状態。1950年あたりのものらしい。

見たところサイズも大丈夫そうだし(針だらけなのでさすがに試着できず)、これは私が仕上げようと決心して購入した。

3日後には完成。ファスナーのところが少々難しかったけれど、手縫いだしなんとかなった。少し大きいのだが、ずり落ちるほどではないのでこのまま穿く。

「スカートを買ったら予算がなくなったので手袋は来週にする」と言うと、手袋をおまけにくれた。Lは私にとことん優しいな。

裏地はシルク地だ。

手首のところがほつれていたのはすぐに縫って直した。こういうのはすぐにやらないと、ずっと放置することになる。