パリ13区(Bd. Auguste-Blanqui)のブロカント | 2019/08

1年ぶりの13区高架下のブロカント。

初めて見る気がする大きめのスタンドで、猫のブローチを買った。

1920年代とか30年代のアール・デコ時代あたりかな。脚が省略されたデザインで、シュッとしてカッコいい。お顔も賢そう。

帰り際に同じスタンドの入り口で、古そうなスリップを発見。

肩ひもから胸までの部分はアイリッシュレースっぽく見える(私はレースの専門家ではないのでまちがっているかも)。

手編みなのはたしか。

胸の下に通っていたリボンは安っぽくてダサかったので取ってしまった。1910年とかその辺りかな。このスタンドの主は商品知識に乏しいようで、売り物の年代を訊いても「古いよ」としか言わなかった。


別のスタンドのガラクタ箱の中から、ちょうど良い大きさのアルミ製の楕円皿を見つけた。

楕円型のオーブン皿は持っているけれど、平たい皿は初めてだ。

分厚いので合金製かもと思ったけれど、裏面に刻印があるのでやっぱりアルミニウム。


紙ものディーラーDのスタンドには前週の予告どおり、1937年のパリ万国博覧会関連の地図が入荷していた。

地図は全くちがうデザインで2点あったので、どちらにしようか悩んだ(予算があれば両方とも欲しいけど)。

折りたたんだ時の表紙面のデザインと、下辺にPernodの広告が入っているのが決め手になってこちらにした。

セーヌ川にかぶせたEXPOSITIONの文字にも弱い。EXPOSITION文字入りの地図は、10ヶ月前にもDから買っている。

地図の裏面には万国博会場の見取り図。

万国博の入場券と、

リーフレットも入手した。

リーフレットの万国博会場見取り図には小さな穴がたくさん空いていて、対になるページには赤い点が散乱している。

あ、このシステムは見たことある、と思い、赤い点のある方のページを引っ張ってみた。数字に対応するパヴィリオンのあるエリアが、赤い点で示される仕組みだ。

リーフレット会場見取り図扇子など、1937年パリ万国博関連のコレクションが少しずつ増えてきた。