パリ11区(Bd. Richard-Lenoir)のブロカント | 2018/06

定期的に来ている11区のブロカント。

まずは皿を3枚買った。

花の絵の2枚はChoisy-le-Roi窯のもの(1878年以降)。

楕円の大皿はCréil et Montereau窯(図案がいかにも第二帝政期趣味なので、おそらく19世紀後半)。

このColbertシリーズはあまり出回っていなくて、詳しい製造時期などの情報が出てこない。


1度は手に取ったものの、買わずに立ち去ったジャケット。
やっぱり気になるので、夫がレコード屋の人と話し込んでいる間に、ひとりでスタンドを再訪した。

布と縫製の状態をすみずみまで確かめ、においチェックもして(これ大事)、さてどうしようかとまだ迷っていると、値下げのひと声が。

そこまで言われたら買わないわけにいかなくなった。
おそらく数度しか着用されていない、大の掘り出し物である。

エミリオ・プッチのショート丈ジャケット、1970年代のもの。

プッチの服と小物はいくつか持っていて(前職の洋服屋で狂ったように買った)、これと似たような配色柄の、シルクのチュニックがあったのを思い出す。

サイズ表記は「8」で、イタリア式でなくアメリカ式のMサイズ。
当時、プッチが最も売れていたのはニューヨークの店舗だったというから、このサイズ表記にも納得がいく。