パリ14区(Bd. Edgar Quinet)のブロカント | 2017/05

何度か来ているのに、どうやらここでは1度も買い物をしたことがないらしい(ブログに記録がないので気づいた)、14区のブロカント。

知人Dのスタンドで、おもしろい地図を発見した。
世界地図本「Black’s General Atlas of the World (1896年版)」の中の、日本地図である。

自分の出身の関西方面がつい気になってしまう。
明治29年の日本ではまだ「畿内」とか「紀伊」とかいう括りが現役だったのだな、そういえば。

三重の津がTsouと綴られているのが、なんだかフランス語っぽいセンス(版元はイギリスのエディンバラなのだが)。京都はKiotoで、カッコ付き注釈が「Miako」となっている。都!ミァコって猫の名前かと思ったらミヤコ!

東京はというと、江戸がTokioでカッコ書きのYedo。このつづり方は、たまに見かけるので知っている。
香水の老舗Diptyqueには、その名も「Oyedo(お江戸)という名前の香りも存在する。サンプルでもらったことがあるけれど、想像よりも甘い香りで、私には合わなかった。

本牧のすぐ南に「Missisippi」とある。
アメリカのミシシッピか?と、不思議に思って調べたら、ペリー艦隊は、好き放題に横浜周辺の湾や岬に名前をつけていたらしい(横浜開港資料館のサイトに詳しい)。Susquehanna(サスケハナ)もしかり。

新幹線で通過してばかりで、まだちゃんと横浜を訪問したことがないや、そういえば。